警備員には、様々な資格制度がありスキルアップを図ることができます。警備の中には資格者を配置することを義務付けられているものもあり、資格取得者は能力のある警備員として優遇されます。
警備業務ごとに必要なそれぞれの知識や能力について各種検定が行われています。それぞれの経験やレベルに応じて1級と2級があります。警備業務の種別によっては、警備現場にこれら検定合格者の配置を義務付けていることもあります。
① 空港保安業務1級・2級検定
② 施設警備業務1級・2級検定
③ 雑踏警備業務1級・2級検定
④ 交通誘導警備業務1級・2級検定
⑤ 貴重品運搬警備業務1級・2級検定
⑥ 核燃料物質等危険物運搬警備業務1級・2級検定
警備業者は営業所ごと、警備業務の区分ごとにこの資格者を選任しなければなりません。
選任された警備員指導教育責任者は、警備員の教育を行うほか、法定にもとづいた書類を作成し、適正な警備業務を行うよう指導監督する業務を行います。
機械警備業務を行う警備業者は機械警備の基地局ごとに選任しなければなりません。選任された機械警備業務管理者は、警備業務用の機械装置の運用を監督し、警備員に対する指令業務を統制する業務を行います。